市内の治療院に勤務中、スポーツ選手やケガに苦しむ人をたくさん見てきましたがなかでも圧倒的に多かったのが慢性症状の方たちでした。治療してその場では良くなってもすぐに痛みが戻るの繰り返しです。
「年だからしょうがない」「体重が減れば治るといわれた」「まあこんなもんでしょ」と痛みの改善をあきらめている方が非常に多かったです。
何年も治療に通っているのに年々症状が悪化していく方たちをたくさん見てきました。
最初のうちは大したことないと思ってシップや痛み止めで騙しだまし様子をみているうちに関節の変形がでてきて、姿勢も悪くなって最終的に手術。
そうなってくると、今までの時間と治療費はなんだったんだろう・・・と悲しくなります。
しかし当時の私は、痛いところを揉んでほぐしたりストレッチをかけたりとその場しのぎの対処療法しかできていませんでした。
「痛みをとってあげたい」「治して人に喜んでもらいたい」という思いで治療家になったのに治すということが全くできていませんでした。
私自身も「治せる」ということを諦めていたのかもしれません。