高校卒業後、「手に職をつけた方がいい」という親の意向もあって、服飾の学校に進学しました。手先は器用な方でしたが、特に好きだから進学したわけではありませんでした。
卒業後はそのまま服飾講師として学校に残り、生徒の授業を担当しました。
その後縁あって、ブライダルの衣装にかかわる仕事に就きますが、そこで出会ったのがエステティックでした。花嫁さんを衣装という外観を整えるだけでなくお肌という内側から美しくするということに強烈に惹かれました。
初めて自分からやりたいと思える仕事でした。
その後エステティックを本格的に仕事にしたいと考え、大手エステティック企業に転職。
エステティシャンとして働き始めました。
人の肌に触れ、癒す仕事はとてもやりがいのあるものでした。
その後店長として一つのサロンを任されますが、配属されてすぐ部下であるスタッフの体の故障に悩むことになりました。
私自身も体力のなさや腱鞘炎には悩まされていましたが、スタッフの中には、腰痛で退職を希望する人も出てきていました。続けたいのに体が辛い。仕事を休んで少し良くなってもすぐまた痛くなってしまう。
そんなスタッフに対して、どう対処すれば良いのかわからず何もしてあげられませんでした。