病院ではレントゲンをとって「軟骨がすり減っていますね」と言われていませんか。とりあえず湿布と痛み止めの薬で様子を見て、痛みが強ければ注射をしましょう。それでも変わらなければ手術しかありません。という流れになっていませんか?
油が減っているからと注射をされますが、油というのは関節液という潤滑液の事を言い、関節の動きをなめらかにしてくれます。この潤滑液というのは本来、関節を動かすことで身体の中で勝手に作られます。ですが、注射によって外から入れてしまうと「外から入るなら自分で作らなくてもいいや」と脳が判断してしまいます。その結果潤滑液がどんどん減ってしまって、注射を定期的に打たなければいけなくなってしまうのです。
膝の痛みの本当の理由は「軟骨がすり減っている」からではありません。軟骨そのものには痛みを感じる神経がありません。ですので、仮に軟骨がすり減っていたとしても痛みを感じるわけではないのです。
痛みを引き起こしているのは軟骨ではなく、周りの筋肉や関節包といった組織になります。それらの組織が硬くなってしまっていることで痛みを引き起こしています。軟骨がすり減っていて骨が変形していても、痛みを改善することはできます。
膝そのものが悪いのではなく、周りの筋肉や靭帯をほぐさない限り膝の痛みは改善しないのです。
整骨院での施術はどうでしょうか。膝に電気をかけたり、ホットパックで温めたり、膝周りをマッサージされていると思います。もちろんこのような施術で改善する方もいるかもしれませんが、そのような方は軽症であるかもしれません。
多くの方がその時は軽くなるけど、また痛くなる。通っても変わらないのは、原因部位ではなく痛みの出ている膝ばかりを施術しているからなんです。
サポーターをされている方も多いですよね。つけていないと痛い。怖い。だから外せない。サポーターをされて痛みが楽になるのであればいいと思いますが、それだけでは根本的に改善していくことはありません。膝に負担がかかっているのでサポーターで抑えることはできるかもしれせんが、やはり原因を施術していかない限りサポーターは外せないですよね。
膝痛の多くの方が、「膝だけ」を施術されている様に思えます。
いくら膝だけ施術したとしても、原因は膝にはないのでその先ずっと良くならないままになってしまいますよ、、