大学3年生の冬。負担をかけ続けてきた首が限界に達し、とうとう左の上半身がほとんど動かせなくなりました。座るだけで腰に激痛と痺れが走り、左腕はみるみるうちに細くなっていきました。
病院にも足繁く通いましたが、医師にはダンスは絶対に禁止と言われ、目の前が真っ暗になったことを覚えています。
痛みと戦いながら先の見えない絶望を感じていた時、ある一人の治療家の先生を紹介されました。
病院で首の牽引をしても湿布をはっても全く良くならなかったので、半ば諦めながら訪ねたところ、なんと1回目で変化が分かるくらい痺れが無くなりました。
そして何度か通う内に完治に至り、感謝の思いとともにこんな先生みたいになりたい!と治療家を目指すようになりました。
建築学科に在席しながら、どうしてもマッサージがしたいという思いを抑えきれず、卒業とともにマッサージの会社に就職しました。
今度は建物ではなく人体の構造と向き合っていきました。